マレーシアNo1レストラン「Dewakan」のイノベーティブなディナーはまじおすすめ【アジアベスト50レストラン】

グルメ

★ ★ ★ ★ ★ (星 5/5)安くないけど記念日などに是非!

毎年話題に上がるアジアBest50レストラン2019マレーシアから唯一選出された「Dewakan(デワカン)」が2019年12月に移転NewOpenしたとのことで行ってきました♪

マレーシアで唯一のノミネートだし実際すごく美味しくて感動したし、名実ともにクアラルンプール、いやマレーシアでナンバーワンのおすすめレストラン。ここは景色、接客、味、全てExcellent!!全ての品が個性的でイノベーティブなので一品ずつ紹介したくなる!

大事なシーンで絶対活用できるのでおすすめ♪ 予算はお酒含めて1人2万円くらいで行けると思います。マイレシートは最後に載せてるのでご参考まで。

Dewakanの場所、住所、アクセス、予約方法

まず、Dewakanの住所は、GoogleMapで見つけられますが、ピンの位置が隣のビルを指してますので間違えないよう注意すべし。※2020/01/21時点で※

Dewakanは Naza Tower の48階

住所: Platinum Park, Level 48, Skyviews Naza Tower, No. 10, Persiaran KLCC, Kuala Lumpur, 50088 Kuala Lumpur

まず、Dewakanが入ってるビルは、プラチナムパークというエリアにあるんですが、そこにはでかい2つのタワーがあります。

  • Menara FELDA(1階がフェラーリとかスタバとか。正面から見て左側)
  • NAZA TOWER(1階はオフィス入り口。正面からみて右側)←こっちがDewakan

住所自体は間違ってないんですが、Dewakanのピンが Menara FELDA の方を指してます。ビルを見ても商業的っぽいので確かにこっちに入ってそうですw 正しくは NAZA TOWER ですのでお間違いなく。1階に専用の受付があります。

NAZA TOWER
NAZA タワー48階へGO

予約方法は公式ホームページから可能なんですが、私や友人の場合なぜかエラーが出てしまいます。もし予約ができなそうならSNS(Facebook,Instagramなど)でメッセージを送ってみると良いでしょう。ちなみに日本語対応はしてません。

Dewakanって何料理?

オープンキッチン
店内に入るとすぐにオープンキッチンが!

まず、Dewakanという名前の由来から知っておくべし。マレー語でGod(神)とfood(食)を合わせた造語なんですと。与えられた土地の恵みに感謝しようという意味です。実際、伝統的なマレーシアの食材が多く使われています。

さて、Dewakanは何料理と言えば良いのでしょう。僕的に一文で説明すると、マレーシアのトラディショナル(伝統的)な食材をイノベーティブ(革新的)に使ったコンテンポラリー(現代的な)料理、と言うと想像しやすいと思う・・。

GoatのHeartとドライフルーツをハーブで包んだやつ

マレーシアントラディショナル&クリエイティブなコンテンポラリ料理。冗談と思われるかもしれないけど一生懸命考えた結果がこれ笑。今回ばかりは横文字を使った方が逆によさそう。創作料理というと陳腐に聞こえるし、味もマレー料理ってわけでもないしフレンチやどこかの国のフージョンでもない。。。何となく分かるけど具体的には想像できない、Dewakanというオリジナルなジャンルだと思います。

僕が特徴として感じたのは、

  1. マレーシアの伝統的な食材を大切にしている
  2. 特有の調理法により唯一無二のテイストが楽しめる
  3. 受付からサーバーまで美人さんが多い

といった感じ。名前にあるようにマレーシアの土地に恩恵を受けた伝統的な食材を大事にしてる。サーバーの方の説明からもそこを強く感じます。

そして、特に2番目の「特有の調理法」という点について、本当に個性的でここ以外食べられない逸品であるということを強調したい。というのも、色んな調味料・食材をオリジナルの壺に入れて独自ブレンドで熟成させたり調合しているのだ。恐らくこの複数の壺がDewakanの本質だと思う。

テーブルに座る前にスタッフさんが色々と説明してくれる
Dewakanの壺
これらにDewakanの秘伝の食材・調味料が保管されている。

思うに、Dewakanの秘訣は壺に有り。。。

そして、3つめ。1階の受付、サーバーさん皆さんが綺麗。これも異論は無いと思います笑。

3つまとめると、 美人系マレー創作料理 ってことかな。よくあるマレー料理、創作料理とは一線を画するDewakanの味といえよう。言い過ぎ?いやいや、これでも表現が足りないくらい。まじでトライしてみてほしい。

Dewakanのコース紹介

このハーブも全て食べられる

移転前は2種類のコースがあったみたいですが、今回は1種類のみでした。2020年1月メニューと書いてますね。月ごとに変わるのでしょうか。

左がドリンク。右がコース紹介

サーバーさんが細かく説明してくれるので(英語)、見た目で全く分からなくてもOKなんですが、固有名詞は聞いてもちょっと分からない。メニューに書かれて単語がマレー語だったりもするので調べないと分からない。でも調べるとなるほどね~となって楽しい。てことで説明はアバウトになりますがご了承ください。

まずは1巡目。前菜セット

それぞれ小さくて分かりづらくてすみません。。

まずは前菜。写真ぼやっとしててごめんなさい。料理の和訳と特徴を勝手に付け足して日本語版メニュー名にしてます

Rice Bread : ライスケーキ(焼き餅みたいな)
Black Banana Sambal :バナナ熟成ソース(ライスケーキにつける)
Salted Mackerel & Mushroom :塩漬けサバソース・マッシュルームソース(ライスケーキにつける)
Sardines cured in Keluak Miso :  鰯のマレー風濃縮味噌漬け
Dried Root Vegetables :  干し大根の特製ソース漬けなんかの木の実をのせて
Smoked Tapai Ubi:  スモークしたスイートポテト

特にスモークしたスイートポテトは最高。スモーク焼き芋。これは日本でも絶対はやる。燻製の香りと甘みのマリアージュ。最高。日本でも誰かやるべし。

右手前のバナナ熟成ソース(ライスケーキにつける)は我々には不評。プルーンジャムみたいな感じ。どのお皿も個性的な味ばかりなので好みが分かれるのも仕方ないと思う。

1巡目このお箸で食べる。これも伝統的な何か?

ちなみに、ドリンクはペアリングワインをオーダー。料理に合わせたワインを用意してくれる。ちなみに今回のコースではワインは2巡目から。

2巡目は野菜系

マレーシアの伝統食材を使った個性的な逸品

グリーンな感じ。マレーシアの豊かな大地を想像できるラインナップ。メニューは以下の通り。今回もメニューの名付けは適当・・・。

Snake Gourd and Perah : へびうりに野菜ペーストを詰めたもの
Grilled Vegetables with Bambangan : グリル野菜とバンバンガン(マンゴー?)ソース
Pisang Abu and Smoked Duck Heart : スモークした鴨の心臓フレークをのせたサババナナ
Steamed Squid, Herb Bouquet and Jamu: ハーブたっぷり熟成イカ

Dewakanのイカは絶品
熟成イカはすごく柔らかくて美味しい

これまた個性的な味のオンパレード。全てうまい。特にこの熟成イカは最高。 ハーブに隠れたイカは今まで食べたイカの中で最高に柔らかい。秘伝の壺のラベルにSquid(イカ)のなんとかってあったので、たぶんその壺でしばらく寝かせてるのかと。自分は好きだったがハーブは苦くて好みが分かれるところ。最後のスープも飲み干してね、とのことなのでしっかり頂く。

熟成マンゴーソースがグリル野菜の下に隠れてる

Bambangan (バンバンガンはボルネオ島でとれるマンゴーの一種かなにか。)のソースは甘くて濃厚。一瞬、マンゴーとは気づかず甘い味噌?と思ってしまってた。グリルしてる野菜は、なす、ワラビなどの野菜とあとよく分からないなんか。美味。

サババナナ
サババナナに鴨の心臓フレーク

サババナナは、鯖バナナではなくサバ州(ボルネオ島の中の1つの州。コタキナバルとかあるところ)でとれたバナナのこと。これを煮込んで、上にダックハートを乗せたもの。Heartってそのままの訳で心臓で良いのかな。内臓臭もないしフレークになってて原型は分からないけど、濃厚ですごく美味しい。心臓フレーク。スープはバナナスープ。バナナの香も強すぎず、フルーツではなく料理として楽しめる。うまし。

へびうり
直訳で良いと思うが、これが「へびうり」

へびうりの中に詰め込んでるのが草草してて美味しいけど、2つくらいで飽きてくる。あくまで個人の感想ねっ!!!繰り返しになるけど、個性的な味ばかりなので嫌いな味も何個かあると思いますよw でもそれを許容できちゃうラインナップ。

Dewakanのワイン
2巡目からワインのペアリングが登場♪

3巡目はクラブ系

次はクラブ系。ZoukとかのClabではなく、カニの方のCrabね。

クラブの味がしっかりしたお料理たち

さて、恒例のメニュー和訳&補足から。

Tofu & Crab Broth:カニの濃厚ピリ辛出汁とアートな豆腐
Guava, Black Fruit, Crabmeat: カニ肉を2種類のペーパー風生地で包んだやつ
Glass Noodles and Crab Shoulder:かに入り春雨
Roast Crab Claw Seafood Butter:シーフードバターを焦がしたカニ

この回も全部うまい。特にこの豆腐。

豆腐をナイフで切ったと言ってたが、どうやって笑!?

どうやったらこんな繊細なデザインができるんだろうw そうめんよりも細い。そして食感も楽しい。すごく濃いカニの味がするスープもうまくてシンプルな味付けの豆腐とぴったり。長崎の島原手延べ素麺を入れて食べたい。

他は割愛。ほぼ見ため通りの味だったが全て美味しい。他が想像できない味ばかりなので、想像通りの味だと安心する。脳科学的にそうなんだと思う。

最後。メインはGoat推し。

メインは肉系が多い

そして最後がメイン。Goat(ヤギ)推し。

Rice Foldover:パリパリ米皮の餃子みたいなの
Breaded Liver:レバーと魚のつみれサンドとコリコリハーブ
Porridge :絶品!濃厚おかゆ
Roast Baby Goat:ロースト子ヤギに炒めたお米とヨーグルトで味付け
Goat Hearts:ヤギの心臓とドライマンゴーやマンゴスチンをハーブで包んだやつ

メインも全て美味しかったけど、特にこれ。おかゆ。右上にあるやつ。濃厚。うまし。Goat ストックの出汁だ、と聞こえたが、ストックが分からない・・・。子ヤギのストック。スープストック調べたけどスープって意味?分からないけど、子ヤギの濃厚な出汁で作ったおかゆ。やばい。

【余談】気になって調べたら、Stockってスープとか出汁っていう意味があるのね!soup stock、単にstockって言うこともあるらしい。スープストック東京の、スープストックって、スープの貯蔵庫って意味じゃなかったんだ笑!!!これはトリビアものですな。

鴨
ヤギのヨーグルトで味付けした子ヤギのロースト

 

そしてデザートへ。デザートは4巡する。

一巡目:酸っぱいキュウリと酸っぱい豆粒アイス

Sour Ice(酸っぱいアイス)としかメニューには書かれていません。これは僕は酸っぱすぎて食べられなかった。。。ピクルス漬け?にしたキュウリ?が周りについてて、中身の米粒みたいなのは一粒ずつしっかりしたアイス。でも梅?か酸っぱいソースで味付けされている。プラムの酢漬けが伝統の瓶の中にあったので、それかもしれません。。キュウリはそのまま一枚食べてあとはかき混ぜてくれ、とのこと。

クランキーな蜘蛛の巣チョコとバナナチョコ

クランキーな食感の飾り系チョコと、バナナアイスをチョコでコーティングしたもの。そして見えにくいけど左側にあるのがベリーソース。バナナよく使われますね。このベリーソースは、普通マレーシアでは鶏肉に使うベリーの一種を応用して作っているらしい。

2巡目:ランブータン、バラキャンディ、キャラメル

ランブータンはマレーシアではよくみかけるフルーツ。ライチみたいで美味しい。バラの酸っぱいキャンディとキャラメル。

ランブータン
ランブータンはひっくり返すとこんな感じ

   

ラストを飾るデザートでまさかの・・・

デザートもついに4巡目!ラストのデザートを飾るのはどんなやつか!?

デザートもこんな風にオープンキッチンで作られてたんだろう。

最後の一品は、和訳すると 乳清 ヨーグルト、きゅうり、塩。とのこと。想像できず期待に胸が膨らむ。店員さんもInteresting taste との説明。日本で言う「おもしろい味」。

実際は・・・これがぶっちゃけ我々にとっては、、、残念ながら「おもしろい味」すぎて理解が全くできなかった!!!

そして、すぐに完食するのを諦めたので、なんと写真取り忘れた!まあ見た感じは青汁みたいな液体でした。

きゅうりってよくアジアでドリンクとかに使われますよね。きゅうりがレモン的なアクセントでドリンクに入れられてたり、きゅうりジュースとかもよく見ます。

ヨーグルトの酸味は薄く、キュウリと塩の味しかしないドリンク。。。これは無理しても飲めなかったですね。。せっかくの大トリを飲めなかった。。。「おもしろい味」でした。

Dewakanの予算は??料金を公開!

コースが一人550リンギット。それにワインペアリングが1人分(150リンギ)。ワイングラスで1杯60リンギット。さらに税金がかかって2名で1300リンギほどでした。アジアBest50のレストランがこの価格なら、何か記念すべき日に行ってみると良いですね!!!

お酒いついてはおすすめはペアリングワインですね。お任せが一番。ちなみに、2次会は同じビルの50階に、Black Byrdというこれまたおしゃれなバーがあるので行ってみると良いでしょう♪

以上! それぞれ個性的な一品なので解説も楽しいレストランでしたね。おすすめです。いってらっしゃい!

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